よくある質問とその答え
 
 
なぜニュースキャスターを辞めたのですか?
神戸市についてどう思いますか?
そのためにはどうすればいいのでしょうか?
神戸空港についてはどう思いますか?
神戸の「復興」についてどう考えますか?
地元「東灘」についてはどう考えますか?
 
なぜニュースキャスターを辞めたのですか?
 
大学でマスコミ論を専攻したこともあって、大学卒業後約30年間、マスコミ、マスメディアに関わる仕事をしてきました。
特にサンテレビでは、兵庫県内、神戸市内の出来事を取材したり、ブラウン管を通じて、県民、市民の皆さんにお伝えしてきましたが、どうしても報道は「問題提起型」ニュースが多く、「問題解決型」の調査、研究が少ないように思われます。場合によっては、視聴者の「不安」をあおるだけのニュースも散見されるため、『安心報道』(集英社新書)を出版し、センセーショナルな報道に警鐘を鳴らしました。
しかし、メディアはあくまでも「媒体」であり、直接的に政治や経済、社会を変える力に限界があります。
このため、ブラウン管から飛び出し、一市民として、自分が暮らしている「神戸」をよりよい地域にするために、政治に関わろうと決意しました。
人生の最後の決断だと思っています。
 
神戸市についてどう思いますか?
 
神戸はあの1981年のポートピア博覧会を成功させ、“株式会社・神戸市”として、その都市経営手法は全国から注目を集めました。しかし、バブル経済の崩壊に加え、悪夢のような阪神大震災で、特に市の財政は破綻寸前になっており、平成13年度末の市債発行残高は実に3兆円を超えています。
“山、海へ行く”と言われた埋め立て開発手法が限界に来ていることは、ポートアイランド2期埋め立て地を見れば明らかです。
「KOBE」といえばおしゃれなブランドイメージがありますが、JR三ノ宮駅前に立てば、神戸の弱体ぶりがよくわかるでしょう。
全国の政令指定都市でも、駅周辺の街づくりは最下位に近いものがあるのではないでしょうか。
どう見ても、国際都市・神戸の玄関口とは思えません。
周辺を見わたすと、一番立派な建物は「市役所」なのですから、いかに「民間力」が弱いかがわかります。
市役所主導型の開発がこういう街にしたのだと思います。
六甲の山々とミナトや異人館など多くの“財産”を持ちながら、それを都市グレードとして活性化できないところに、今の神戸の大きな問題があるのでしょう。
21世紀の神戸は、大震災を大きな教訓にしながら、「官から民へ」「ハードからソフトへ」「モノから心へ」…と都市のあり方を変革しなければなりません。
 
そのためにはどうすればいいのでしょうか?
 
まずは「官」=市役所主導の転換です。市役所が抱えている仕事を一つ一つ見直し、民間(NPOも含む)に開放していく必要があります。
いわゆる「小さな政府」をめざさなければなりません。
また、市幹部の“天下り先”にもなっている外郭団体の採算性を再検討しながら、問題のある団体は廃止します。例えば、赤字経営の神戸ワイン、神戸国際カントリークラブなどがその例にあたります。
また市の職員は2万人を超えています。これも行政サービスの効果を点検しながら、リストラを行う必要があります。
これらの行政のチェックを行う議会も、議員の数が多すぎます。人口147万人の神戸市の議員が72人、人口340万人の横浜市の議員が90人です。
議会から変わらなければ、市役所も変わりません。
 
神戸空港についてはどう思いますか?
 
神戸空港はもともと自民党から共産党まで「全会一致」で決定した公共事業でした。
当時私はニュース番組の中で、「国際空港建設に反対した神戸市が、改めて地方空港の建設です」という前コメントつけました。腹の中でも「何を今さら」と思っていました。
でも議会が全会一致で決めたことだから、計画から建設へ向けてメディアとして問題点をチェックしていけばいいと考えていました。
埋め立てによる環境問題や航空管制問題、バブル崩壊による財政問題や需要減少問題などが出てくる中で、あの阪神淡路大震災です。被災者一人ひとりが「今日をどう生きるか」と難儀しているときに、神戸市は早々と「空港は計画通り推進する」という姿勢を表明しました。被災者感情を逆撫でするものだと思いました。これもニュース番組の中で、「生活再建を最優先すべきときに、なぜ空港建設なのでしょう」というコメントを付けました。
30万人を超える住民投票の署名が集まりましたが、議会が条例化を否決しました。空港建設に市民の声は届かないのかという思いがしました。最近のメディアの世論調査でも、大半の市民が空港に「疑問」を持っています。
個人的には、空港建設を1年間ストップ(予算執行停止)させて、?空港建設に賛成?第3種地方空港ではなく国際空港なら賛成?空港建設に反対など、住民投票を含む何らかの形で市民の声を聞くべきだと思います。
そのための「情報公開」も必要だと思います。
関西空港、大阪空港との関連においても、もっと国家的な議論が必要だと考えます。
 
神戸の「復興」についてどう考えますか?
 
震災のあとインフラの復旧はすすみましたが、兵庫県の貝原前知事がかかげた「創造的復興」という点から見ると、復興はまだまだだと思います。
“ボランティア元年”と言われた震災の年、全国から100万人を超える人々が被災地を訪れ、被災者のサポートにあたりました。
震災から8年、ボランティア団体の数も減り、新たにNPO(民間非営利組織)も誕生しましたが、行政とイコールパートナー(対等関係)かというとそうでもありません。行政の下請的存在になっている面もあります。民間だけではできない仕事を行政とNPOが対等な立場で進めていくことが肝要です。
規制緩和とともに、創造的なNPO文化を築いていくことが21世紀の大きな課題だと思います。
 
地元「東灘」についてはどう考えますか?
 
私はずっと神戸市政は「西高東低」だと感じてきました。
市立病院は長田とポートアイランドにありますが、東にはありません。北部や西部には地下鉄がありますが、東は阪急、阪神、JRが走っていることもあり、地下鉄はありません。
震災で大きな被害を受けた深江浜のプールや、六甲アイランドの遊技施設「アオイア」も復旧のメドはありません。幼稚園や保育所の問題も見逃せません。
酒蔵や水車の復活などは喜ばしいことですが、もっと若い人たちが安心して、楽しく、豊かに暮らせる“区づくり”も念頭にあります。
最近、甲南大学の学生が地元商店街とリンクして地域の活性化に取り組んでいます。
若者が暮らしてよかったと言えるような「参加型の街づくり」も必要でしょう。
 
 
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