2005/5/3
戦後60年・憲法58歳…沖縄の声を聞け!
「憲法を見直すべきだと思いますか?」
「憲法第9条を見直すべきだと思いますか?」
このような質問をされて、どれくらいの人が自信を持って答えることができるのでしょうか。憲法記念日を前にした世論調査が行われるたびに不思議に思います。いったい「憲法のどの部分を見直すのか」「憲法第9条をどう見直すのか」という国民的なしっかりした議論がないままに、択一的な世論調査は「これが世論だ」と言える調査になるのでしょうか。
3日の憲法記念日に、沖縄県読谷村から元村長の山内徳信さんが神戸を訪れ「5.3憲法集会」で「オキナワから平和を考える」というテーマで講演を行い、「平和憲法を生かす国家をつくっていかなければならない」と訴えました。沖縄は第2次世界大戦で、唯一地上戦が展開され、日本軍の死者9万人、住民の死者は15万人とも言われています。
「友軍(日本軍)は住民を守ってくれなかった」
「アメリカの統治が終わっても、基地は残った」
「沖縄の基地がある限り、アジアの人々に脅威を与え、世界平和につながらない」
山内さんはこのように述べ、沖縄は依然アメリカのアジア支配の最前線基地であり、せっかく「平和憲法」があるのに、その憲法を生かす国家になっていないと指摘しました。そして「沖縄戦のような悲惨な戦いを二度と繰り返してはならない。日本にとって戦争放棄の平和憲法は“いのち”そのものである」と強調しました。
ヒロシマ、ナガサキの人々の声も同じだと思います。神戸も2回大空襲を受けました。わたしたちは「平和憲法」を護るだけでは、もう平和を望めない時代を迎えようとしているのです。“イラク復興”という名のもとに軍服・重装備の自衛隊を派兵する姑息な現実にもっと敏感になり、徹底した専守防衛について真摯に考えるべきだと思います。
この日は、シンガーソングライターの「おーまきちまき&のむらあき」さんのミニコンサートもありました。美空ひばりさんが歌った「一本のえんぴつ」がこころにのこりました。
♪一本のえんぴつがあれば、私は戦争はいらないと書く
♪一本のえんぴつがあれば、私はあなたに愛を送りたい
国土の狭い日本は、もし地上戦になれば敗戦は確実ですし、湾岸戦争やイラク戦争をみても、トマホークやミサイルなどの空中戦で万事休すです。こう考えると、陸上自衛隊はどんな役割を果たすのでしょうか。戦車で地上からミサイルでも撃ち落とすつもりなのでしょうか。専守防衛に徹するなら、自衛隊のあり方について、もっともっと現実的な精査を行ったうえで国民の合意を得て、それでも必要なら憲法改定について国民に問うべきだと考えます。
最後に、あまり知られていない憲法第99条の条文を銘記しておきます。
「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官、その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」
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