林英夫の考え
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2005/9/12

小泉“ハリケーン”に民主“備えなし”

小泉“郵政改革リセット”解散による今回の総選挙はメディアの世論調査を上回る勢いで小泉・自民党が圧倒的勝利を収め、公明党とあわせた与党の議席数は総定数の3分の2を超える“歴史的”な結果になりました。

  自民 公明 民主 共産
公示前 212 34 177 9
新議席 296 31 113 9

  社民 国民 日本 諸・無
公示前 5 4 3 33
新議席 7 4 1 19

このように自民は前回取りこぼした都市部でも民主を圧倒して一気に単独過半数を上回り、民主は大幅に議席を減らしました。オセロゲームのようにがらっと変わるところが小選挙区の恐さです。自民を支えた公明は十分に自民の見返りを受けることができずに議席減、野党として明確に対立軸を示した共産、社民は現状維持か微増になりました。ちなみに兵庫では自公で12勝全勝、東京比例ブロックでは自民の名簿が足りずに、社民に1議席譲るという事態にまでなりました。

この結果からわかることは、民主が野党第1党の責任を果たせなかったことです。“政権準備政党”“政権交代”などと叫びながら、メディアをうまく利用した小泉旋風がどんどん勢いを増して“ハリケーン”にまでなることを“想定内”にできなかったのが大きな敗因でしょう。政権準備どころか、選挙準備すら弱かったのだと思います。

もちろん小泉“劇場”型選挙のうまさもありますが、地方政治に携わって林が何回も主張しているように、地方の民主党がどちらを向いているかわからないのです。自民党議員と同じように“与党”として市政や県政を支えているのです。有権者はしっかり見ていると思います。

さて自民プラス公明で衆院議席の3分の2を占めることになりました。これは重大な事態でもあります。例えば衆院で可決された法案が参院で否決されても衆院で再議決が可能になります。さらに憲法改正の発議をして可決することができる議席数です。

憲法改正もそうですが、教育基本法改正、年金改革、消費税増税など重要課題が山積しているなかで、与党としての公明党の責任がますます重大になると考えます。

“郵政リセット解散”…さあ国民の出番だ!!
(2005/8/9「林 英夫の考え」)

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