林英夫の考え
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2006/2/23

市税増収だが、借金返済に追われる…

いよいよ24日から新年度予算案を審議する神戸市会が始まります。予算案はメディアとともに、議員のホームページアップも23日解禁です。

新年度当初予算の概要はA4版で150ページあまりにわたる分厚い冊子で「豊かな神戸の創造にむけて」というタイトルがついています。今年度は「市民とともに創る神戸」というタイトルでした。まず予算規模です。

一般会計 7490億円(前年度比▲7.8%)
特別会計 1兆1218億円(前年度比▲10.9%)
合計 1兆8708億円(前年度比▲9.7%)

市民生活に密着した福祉、教育、環境、衛生、住宅、消防、道路・公園整備などに使う「一般会計」は特に震災以降、大幅に悪化した財政再建のための借金返済や、事務事業の見直しで前年度比7.8%減のマイナス予算になっています。市バス、地下鉄、水道、病院などの企業会計を含む「特別会計」も財政再建へむけた事務事業のスリム化などで10.9%減、総額で1兆8708億円の予算規模となっています。

一般会計を歳入面で見ますと、景気回復の兆しもあってか、法人市民税とともに、個人市民税の回復で市税収入は2540億円(前年度2500億円)と8年ぶりに増収を見込んでいます。しかし新年度も“三位一体改革”の影響で地方交付税が200億円近く削減されるなど厳しい収入構造が続いています。

歳出面では、人件費、生活保護や児童手当などの扶助費、それに借金返済にあたる公債費の“義務的経費”が全体の51.8%を占めており、前年度より1ポイント悪化。公債費は1160億円で、歳出の15.5%にあたります。ちなみに市の事業に使う投資的経費は712億円ですから、いかに“借金返済”に追われているかがわかるでしょう。

将来の子や孫の世代に借金のツケを回すなとよく言いますが、現実問題すでに私たちは先輩たちの3兆円近い借金のツケをコツコツ返しているのです。外郭団体を含めもっともっとシビアに市政のあり方をチェックしていく必要があります。神戸空港も開港人気で順調にテイクオフしたかに見えますが、財政問題など課題山積です。

政策面では、子育て支援や、林が何回も議会で質してきた防災・減災、津波対策、ウオーターフロント整備などに力点が置かれていますので、また後日報告します。新年度予算案に対するご意見、ご希望をお待ちしています。

いよいよ予算市会!市税収入は微増だが…(2005/2/22「林 英夫の考え」)

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