2006/4/5

市会の“ドン”逮捕…「100条委」設置を

神戸市の産業廃棄物処理施設の許可にからんで、六甲アイランドの産廃処理業者から現金300万円を受けとり、六アイに進出しようとする別の産廃業者に許可を出さないように神戸市環境局に働きかけた疑いで神戸市議の村岡功容疑者(68)が神戸地検に逮捕されました。

「村岡逮捕」の情報はずっと以前から耳にしており、いくつかの“黒い噂”も聞いていました。今回の直接の容疑は、産廃処理施設の許可基準を厳しくさせることで、他の業者の進出を妨害するという「あっせん収賄」の罪ですが、市役所職員にはカネの授受がなかったもようです。

林には5日午前8時45分すぎに「村岡市議身柄拘束」の第一報が地元メディアからはいり、続いて大阪のメディアから「直接の容疑は環境、市役所職員の逮捕はないもよう」という情報が入りました。これは“黒い噂”解明の入り口なのか、これだけで余罪追及はないのかなどと思いながら、市役所にかけつけました。

市役所前にはすでにテレビやラジオの中継車が並んでおり、1号館28階では自民党議員団室の捜索が行われていました。

テレビや新聞、通信社からも取材を受けましたので、与党・自民党と市役所当局の“癒着”は日常的であり、今回の事件は“氷山の一角”でなかろうか、市民の信頼を取り戻すために議会は「100条委員会」を設置して、真相の究明をはかるべきだなどとコメントしました。

逮捕された村岡容疑者は当選8回の古参議員で自民党神戸市議団長として最大会派を束ね、県連では総務会長として総選挙や地方選挙を仕切っており、市会の“ドン”とも呼ばれていました。東灘の村岡龍男議員とは親子議員として知られています。良く言えば“リーダーシップ”のある市議ですが、その手法は“懐柔と恫喝”という古いタイプの政治家だと思います。今回は現金の授受を認めた模様ですが、即刻議員辞職して、司法の場で真相を明らかにする責任があると思います。

今回の事件について、東京出張中の矢田市長は「突然のことで驚いた。捜査当局から指示を受けているのでコメントは差し控えたい」という談話を発表していますが、市会の“ドン”から働きかけを受け、審議会の答申まで経て、産廃施設設置許可の基準を変更するという当局の姿勢に対する監督責任や、最終決定権者としての責任は重大だと考えます。

このため林が所属する住民投票☆市民力議員団では佐伯議長に対して「早急に100条委員会を設置して、真相を解明するよう」申し入れました。

100条委員会とは(地方自治法第100条)