2006/6/14

御影コンペ監査請求「まち協」に言及

阪神御影駅北側の御影工高跡地の売却ついて「コンペは不透明で、市に損害を与えた」として最高入札価格との差額約32億円などを市に返還するよう求めた住民監査請求の口頭陳述が14日、神戸市役所で行われ、住民らは「コンペは不正が入り込む余地があった」と指摘する一方で、地元の「まちづくり協議会」は住民の総意を反映していないと厳しく批判しました。

コンペのあり方について住民は「審査会のメンバーに市の職員3人と元職員が入っており、市の思惑が反映されるおそれがある」「内容審査の前に、それぞれの入札価格が明らかにされているため、内容審査が恣意的に行われる可能性がある」などと述べ、コンペそのものに不正が入り込む余地のある欠陥コンペであることを指摘しました。

また朝日、毎日の新聞報道によると「コンペ方式を提案した大阪の建築設計会社から地元のベテラン市議(63)の秘書に高級車が提供されており、この市議は地元のまちづくり協議会の顧問的存在だった」「収賄容疑で地検に逮捕された村岡功被告もコンペ方式導入を強く求めていた」と市議らから市に“圧力”があった疑いがあると陳述しました。

さらに地元の「まちづくり協議会」は自治会や婦人会の代表らで構成されており、何回も勉強会を開いて超高層ビルに反対できないように仕組まれ、アンケート調査でも、超高層に反対する意見を表に出さないようにした意図的なものを感じ、住民の総意を反映しているとは到底思えないと、厳しく批判しました。

このように地元住民の総意を取りまとめる「まち協」も意図的にコンペ案に賛同するようなミスリードが行われ、しかもコンペそのものは恣意的で、不透明。あげくに、最高価格の116億円をつけた企業グループは落選、最低価格82億円をつけた住友商事グループの内容点が他の追随を許さず、神戸市は32億円も安く市有地を売却してしまったことになるのです。

これだけの疑惑が出ているのに、当局は「コンペに問題はなかった」の一点張りで、住民の疑問に答えようとしていません。100条委員会でも積極的に真相解明にあたるべきだと思います。