2007/10/15
敬老パス負担増は“格差社会”を拡大する
マイカーなどの普及で、市バスを利用するひとは年々減っていますが、それでも1日平均21万人あまり(平
成17年度実績)が利用する“市民の足”となっていま
す。
こんななか神戸市では「高齢者が気軽に外出でき、社会参加の機会を持つことができるように」という目的で、70歳以上の方に市バスや地下鉄の無料パス(敬老優待乗車証)が交付されています。
しかし、最近ときどき高齢者の方から「敬老パスが廃止されるのですか」「有料になるのですか」という質問を受けることがあります。
「まだ正式に決まったわけではないですよ」「議会でも審議されていませんから」と答えることにしていますが、すでに多くの方から“現状維持”を求める陳情が議会に寄せられていますし、制度の見直しを検討する「懇話会」も開かれています。
市は「交通事業者の負担も年々大きくなっており、厳しい財政状況のなかでどう制度を維持していくのか検討している」としていますが、やはり何らかの形で高齢者に負担を求める形になることが予想されます。
こうなると高齢者の方は外出を控え、家に閉じこもっていると健康を害することにもなり、結局は医療費がさらに増大して、社会的損失が大きくなるだろうという理由で、林ら「住民投票☆市民力」は制度改悪に反対です。
少子高齢化がすすむなかで、特に若年層や高齢者の負担が大きくなる“格差社会”を拡大することになりかねません。
現行制度は市バス、地下鉄、新交通などに限定されているため、同じ神戸市のなかでも地域間格差があり、不公平感も残っています。たとえば、JRや阪急、阪神、山陽、神鉄などにも一部利用できるような全市的な公平化をすすめた上で、新たな受益者負担を考えることも必要でしょう。
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市バス利用者は減少しているが…
まだまだ“市民の足”
制度の公平化も大切…
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