林英夫の考え
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2007/12/18

御影コンペ控訴審…裁判長に大きな期待!

「文書提出ですが、第2位ぐらいは出しますか」
「(被控訴人側は)反論があれば出してください」
「控訴人(住民側)は再反論があれば至急出して下さい」
「双方の意見を検討して、裁判所で決定します」

阪神御影駅北側にある御影工業高校跡地を32億円も安く売ったのは違法であり、コンペ方式による土地売却は無効だとして、地元住民らが神戸市長に32億円の返還を求めた住民訴訟の控訴審が大阪高裁で始まりました。

18日午前10時、高裁73号法廷では控訴人確認のあと、いきなり裁判長から控訴人らの「文書提出命令申し立て」について、被控訴人代理人(神戸市側)に小さい声で問いかけがあったのです。

原告らはもちろん、傍聴席にいた私たちも一瞬、耳を疑いましたが、裁判長の発言内容がわかると一同それぞれに表情が和みました。

というのも、この「文書」は神戸市に情報公開請求しても、議会で開示要求をしても、また監査請求でも、さらに1審の神戸地裁でも開示されなかったからです。

この「文書」とは、土地売却コンペの際に応募企業グループが神戸市に提出した土地利用計画案です。神戸市は住商グループは2位に比べて32億円安かったが、内容点で優れていたと審査会で判断された。2位以下の内容案はそれぞれの企業ノウハウが含まれており、市と企業の信頼関係もあるので一切公開できないと突っぱねてきていたのです。

控訴人らは、高裁まできてようやく一縷の光を見た想いだったと思います。いくら請求しても、これまでまったく開示されなかったわけですから。

でも、まだ文書提出命令が出たわけではありません。

しかし裁判長は、控訴人らに対して「(コンペ)内容を裁判所が判断するわけではありません。そちらのほうで都市計画などに詳しい専門家を探しておいて下さい」という内容の言葉を付け加えました。裁判長の判断に大いに期待しています。

大阪高等裁判所 大阪高等裁判所73号法廷がある別館 73号法廷がある別館控訴人ら(神戸市役所) 控訴人ら(神戸市役所)
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