2008/2/2
“変身”?自・民・公が敬老パス有料化容認??
神戸市が有料化を検討している運賃の無料敬老パス制度について、市議会の自民・民主・公明3党の与党会派は1日、利用者の負担軽減への取り組みを求めたうえで、有料化を容認する方針を示した。(08.2.2「毎日新聞」神戸版)
市バスや地下鉄などの敬老パス有料化に対する市会政調会が先月30日に開かれ、その内容は31日の「林英夫の考え」に掲載しました。
政調会では、自民・民主・公明の“与党”会派からも当局の有料化方針に次々に異議がでましたが、毎日新聞の報道によると、翌々日にはもう“変身”して「有料化容認」なのでしょうか。
31日の「林英夫の考え」では「今後の自民、民主、公明の対応にも十分注視する必要があります」という言葉で結びましたが、案の定というか、早々と悪い予感があたった感じです。
矢田市長に対する3会派の申し入れ書では、市長が議会に示した「バス100円、地下鉄・新交通は子ども料金」は市民の理解を得られないとしたうえで、利用者負担の軽減、低所得者対策の拡充などを求めています。
敬老パスの見直しにあたって、神戸市はこれまでの予算を増やすことは出来ないとしていますので、3会派の主張は「バスなど事業者に泣いてもらえ」ということなのでしょう。
これなら行政と事業者の交渉事ですから、しごく当然の指摘なのかも知れませんが、このような交渉で一件落着にするのなら、わざわざ市会合同の政調会を開く必要があったのでしょうか。当局には厳しく申し入れをしたという“アリバイ”づくりだったのか、自会派・反対議員の“ガス抜き”の場だったのでしょうか。
このような“条件交渉”では、またそのうちに交通事業者から「値上げ要求」が出るかも知れません。このままでは制度が破綻すると、100円負担を打ち出した市役所側の言い分も根拠を失います。
これを機会に、じっくり1年かけて検討を加え、高齢者の移動と社会参加をサポートする公平で、使い勝手のいい持続可能な「敬老パス制度」を確立すべきだと思います。
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