2009/8/18

新型インフル静かに蔓延か…神戸では初の死者

 18日午後6時05分、神戸市の新型インフルエンザ対策本部から市会議員あてに「新型インフルエンザ感染患者の死亡について」というショッキングなメールが入りました。

 それによると、亡くなったのは垂水区在住の70代の男性(共同通信によると77歳男性)で、以前から肺気腫、糖尿病、高血圧の疾患を抱え、腎不全で週に3日の腎透析で通院していたということです。

 しかし、16日に38度の発熱で咳と息苦しさの症状があったため、17日に医療機関で検診をうけたところ、肺炎の疑いと診断されましたが、この際にはインフルエンザ簡易検査はA陰性だったようです。その後、症状が改善しないため市内の病院を紹介され、急性気管支炎による肺気腫の悪化と診断され、インフルエンザ簡易検査はA陽性に変わりました。

 このためタミフル投与と、抗生剤の点滴が行われましたが、18日朝になって容態が急変し亡くなったということです。

 神戸市ではPCR検査(遺伝子詳細検査)の結果、夕方になって新型インフルエンザ陽性を確認し、ウイルスの変異やタミフル耐性について詳しく調査するため国立感染症研究所に検体を送付したということです。

 新型インフルエンザの感染した患者の死亡は沖縄の男性に次いで2人目、神戸では初の死亡となりました。インフルエンザが直接の死因ではないと見られていますが、もともとぜんそくや肺疾患、心疾患、糖尿病などの持病がある人や、乳幼児、妊婦は特に注意が必要です。

 毎日新聞のネットサイト「毎日jp」によると、国立感染症研究所の調べで、今月3~9日の1週間で全国4700の定点医療機関から4630人の新型インフル感染報告があったということです。地域的に見ると、右の記事の列島地図でわかるように九州、近畿、中部、関東というように全国に広がっています。

 最近では高校野球や、プロ野球・日ハムなどでも集団感染が報告されており、夏風邪だと思っていたら新型インフルだったということも十分考えられます。夏休みが終わって学校が始まると一気に広がることも懸念されます。

 静かに蔓延しつつある新型インフルエンザに油断大敵です。