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07.10.02
平成19年決算特別委員会(企画調整局)
◯分科員(林 英夫) どうもお疲れさまでございます。ラストバッターでございまして,きょうは頭脳集団の話がいろいろ出まして,その頭脳もちょっとお疲れかなと思いますが,あと20分ですので,よろしくお願いしておきます。
私の方からはデザイン都市とそれから健康を楽しむまちづくり,さらにはスーパーコンピューターについて,3点,若干お伺いしたいと思います。
デザイン都市についても,いろいろと質疑がありまして,簡略にお伺いしますけども,やはり私は都市景観であったりとか,都市計画という観点からのデザイン都市というのは大きなポイントになっていくんだろうと。そういう観点で言いますと,都市計画について,やはりこれからは,これまでやっぱりハード中心ということで都市計画総局も頑張ってきたと思うんですが,ソフト中心の時代に入っていくだろうと。さらには,もっともっとやはり全庁的な広がりの中で,ユニバーサルな観点というのも必要だろうというふうに思います。そういった点で見ると,まだ縦割りの部分がたくさんありまして,所管が分かれていると,そういう中での企画調整局の役割というのはますます大きくなると思いますので,そういった観点での今後の企画調整局の役割についてお考えを伺いしたいと思っております。
それから,健康を楽しむまちづくりです。医療産業都市構想の中で,健康を楽しむということで,私も以前,特別委員会におりましたので,局長にこれはいい発想だと。どうも医療産業都市と言いますと市民から遠い面があるんですけども,健康を楽しむというのは本当に身近なことで市民が参画しやすいですし,とてもすばらしいコンセプトだと思っておりました。
しかしながら,お話をるる聞いておりますと,どうもまだこれまでの取り組みがアカデミックな感じがしまして,さらには若干お役所的かなというふうな感じもしておりますので,そういった中で今後どういうふうな展開をしていくのか,そういう点ではやはりもっと健康を楽しむという遊び心が必要じゃないかなというふうに思っております。例えば民間のもっと大型のジムというものを中心に誘致してみたりとか,先ほど午前中に局長からフィットネスクラブという話もありましたし,先ほど北山委員からは神戸大学の美容外科の話があって,そういう美容産業であったりとか,あるいはエステとかマッサージとかダイエットとか,もう今若い人が飛びつきそうな集積ができるんじゃないかと思うんで,それはすべてやっぱりトータルに健康を楽しんでいくというふうなコンセプトじゃないかと思いますので,そういった発想について1点お伺いしたいのと,もう1点は企画調整局が進めていらっしゃいますアスリートタウンづくり,これと健康を楽しむまちづくりを今後やはりもっとリンクさせていって発展させるべきではないかと思っておりますので,お考えを伺いたいと思います。
それから,スーパーコンピューター,これもるるお話を伺いました。私の方からは,委員会の方でもちょっとお伺いしましたが,このスーパーコンピューターを中心にした国際戦略といいますか,もちろん所管は文科省であり理化学研究所でありますから,向こうの方の意向というのは当然中心になっていくんでしょうが,設置してある神戸市として,それを都市戦略としてどういうふうに持っていくのかということで,ちょっと調べてみたんですが,近隣の中国とか韓国というのはやっぱりスパコンは軍事用が多い。一方でお隣の,向こうの方のインドであったりとか台湾であったりというのは,コンピューターがかなり発達してますので,産業用にかなり使っているというふうなデータをもらいました。そういう点で言いますと,特にバイオとか,それからナノサイエンスが中心になっていくんだろうと思うんで,中国であったりとか韓国もやっぱりその辺は大いに関心を持っている分野なんだろうというふうに思います。空港の問題も含めて,今後アジアをにらんだスパコンを中心にした戦略というものをどういうふうにお考えなのかということをお伺いしておきたいと思います。
以上でございます。
◯中村企画調整局長 林委員のご質疑,ご答弁申し上げたいと思います。
デザイン都市の問題でございます。それの推進につきましては,先ほどの北山委員のご質疑でも申し上げましたように,景観やまち並みといったまちの分野,それと芸術・文化あるいはライフスタイルといった暮らしの分野,さらには産業や経済といったものづくりの分野,この3つの幅広い分野でもって取り組んでいくんだということでございます。
景観の問題というのは,当然まちの分野ということがメーンになろうかと思います。景観行政そのものにつきましては,足立参与の方からご答弁申し上げましたように,昭和53年から条例を制定して,今日まで取り組んできているということでございますし,住民の皆さんとの関係では,地域の都市景観の形成ということからは,市民協定を市が認定することによって,地域の実情に応じた市民の皆さんとの景観づくり,景観に配慮したまちづくり,こういうものを進めていくということでございまして,まさにそういうことがデザイン都市を進めることの大きな要素になる,1つになると,このように考えておるわけでございます。
そういうことで大変広い分野で進めていくということになりますんで,当然,全庁的な取り組みにやはりなるわけでございまして,そういう意味から既に4月に市長をトップといたしますデザイン都市推進本部,これを庁内の方に設置をいたしまして,いろいろ質疑の中でご紹介申し上げております。今は今後進めていくための基本方針というものを定めようという作業を内部的にしております。そういうものにつきましても,この推進本部で議論を全庁的にして取り組んでいるわけでございまして,まさにそういう場でもって横断的な施策の企画・立案・調整,これを進めていこうとしているわけでございます。そのことを通じまして,デザインによる都市戦略,この考え方を全庁的に共有するということでございまして,その上で円滑に取り組みが推進できるよう,企画調整局がリードしていくということになろうかと思います。4月にデザイン都市推進室,早速に設置したと,北山委員からお褒めをいただきましたけれども,ここを中心に推進本部を通じて情報を共有しながら,全庁的に取り組んでまいりたいと,このように考えております。
私の方からは以上です。
◯神田企画調整局参与 健康を楽しむまちづくりについてでございますけども,ご案内のとおりでございます。健康を楽しむまちづくり,平成16年4月に井村先生を座長といたしまして,その懇話会を設置いたしました。翌17年7月に食事・運動・休養に関する8つのプログラム提案をいただきまして,その実現に向けまして現在,大学・民間企業・NPO法人などと連携をいたしまして,健康づくりの支援システムの構築あるいは歩行支援プログラムの科学性の検証などに取り組んでいるところでございます。
その一例としまして,だれもが気軽にウオーキングを楽しむ環境づくりを推進いたします健康づくりの小道とか,歩く健康づくりといったプログラムが提案されておりますけども,各区でウオーキングイベントのこうべ健康ウオークといったものを開催をしておりまして,市民の健康意識の向上に努めているところでございます。例えば東灘区におきましては,区医師会あるいは区役所と連携をいたしながら,毎年秋に住吉川を歩くウオーキング大会を開催しておりますし,そのほかの地区におきましても,市民ボランティアの協力も得ながら,ウオーキングイベントで,まちの歴史やそういったものを再発見と,そういったものの観点を盛り込み実施するといったことで,各区でそれぞれ特色を生かした取り組みが行われております。
また,その懇話会の提案のプログラムの中には,健康づくりと温泉や森林浴など観光を組み合わせてリフレッシュできる環境整備を行うこうべ健康回廊といった提案もございました。例えば有馬温泉では温泉あるいは観光に健康づくりを組み合わせて,そういったプログラム策定とかウオーキングイベントの開催なども,そういった取り組みもなされているところでございます。
今後,この健康づくりを楽しみながら継続できる取り組みが非常に重要ということでございますので,今年度,運動習慣を継続していくためのインセンティブが,どんなインセンティブが有効か,そういったものを検証していく実証事業ですね,そういったものを市民参加を得ながら取り組んでいきたいというふうにも考えております。
さらに,ご指摘ございました遊びの要素をもっと取り入れよというお話でございますけども,ことしからスタートしました知的クラスター創成第II期事業の中では,例えば最近かなり若い方にもはやっておるゲーム機ですね,そういったもの,そういったICTを活用して,楽しい生活習慣病予防のプログラムを開発するとか,そういったことで地域単位で楽しみながら,ふだん健康づくりに余り関心のない方も,継続して健康づくりを行える仕組みづくりを検討していきたいと,こういうふうに思っております。
それから,アスリートタウン構想とのリンクというお話ございましたけども,これまでもNPO法人のアスリートタウンクラブとは,先ほどのこうべ健康ウオークの開催などで連携をしてきておりますし,昨年は国の方のNPO活動支援策というのを活用して,灘区の水道筋商店街でICカードをチェックポイントにかざすということで,ウオークに参加された方の歩行履歴とか,消費カロリーの管理ができるウオーキングシステムの実証,そういったことにも取り組んだわけでございまして,NPO法人ではさらにそのシステムを総合運動公園とか垂水健康公園などでも独自に事業展開をされているところでございます。
今後ともご指摘ございましたように,このアスリートタウン構想との連携をさらに強化をさせて,この取り組みを発展させるとともに,市民の方からのご意見あるいは民間の方の発想,そういったものをできるだけ取り入れまして,健康を楽しむまちづくりの具体化を進めていきたいと思っております。
以上でございます。
◯三木企画調整局医療産業都市構想推進室長 次世代スーパーコンピューターに関して国際戦略,特に中国とか韓国とかアジアに対する国際戦略として位置づけるべきではないかというご質問でございます。次世代スーパーコンピューターにつきましては,さっき午前中のあるいは今までの審議にあったとおり,世界最先端の最高性能のコンピューターでございますけども,運用に当たっては,基礎研究から産業利用まで幅広く利用するという共有施設ということでございまして,委員ご指摘のとおり軍事利用とかいうのではなくて,ライフサイエンス,ナノサイエンス,天文物理,地球科学,工学等の幅の広い分野の利用,産業利用も含めて想定しておるわけでございます。
確かにご指摘のとおり,実は現在,スーパーコンピューターの性能ランキングというのを,国際スーパーコンピューティング学会で公表をしておりまして,トップ500までの数字はわかります。当然,アメリカの方が上位の方を独占しとるわけでございますけど,アジアの,例えば中国の数字を調べますと500のうちに13台あります。ただ,国内産は1台だけらしいです。それと韓国は5台ありますけど,これ国内メーカーございません。それに比べて日本は23台ですけど,そのうち13台が国内メーカーがつくっているということでございまして,今のところはアメリカを日本が追っているという形になりますので,今回のスーパーコンピューターについてもハード面では自国の国内にない中国・韓国といったアジア諸国の利用がかなり多くなると予想されております。特に理化学研究所につきましては,次世代スーパーコンピューター単体ではなく,それを核に国内外からそれを利用する大学・研究機関,企業等の集積を図るということを目指しておりまして,今回のスパコンの整備に当たっては,神戸市の側からはアジアからの最先端の研究者の結集する仕組みといったものも1つのかぎになると思います。
我々の方としましては,今後,このスーパーコンピューターの誘致というのを共同で進めております兵庫県,神戸商工会議所あるいは神戸大学,県立大学,さらには関西の経済界や大学,自治体などとも連携しまして,アジアからそういうスーパーコンピューターの研究者を招くような戦略も検討していきたいと考えております。
◯分科員(林 英夫) まずスパコンについては,特に神戸のさらに国際化を進めるという点では大きな武器になっていくと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。
それから,健康を楽しむまちづくり,お話聞いてて余りやっぱり楽しんでないなという感じがしますんで,もう少しやはり市民が行ってみたいなというふうな,あるいは参加したいなと,そこでやはり健康を楽しみながら,ちょっとアミューズメント的な要素もあるようなやっぱり仕掛けというのは必要じゃなかろうかと。それがやはり医療産業都市をもっと身近なものにしていくんじゃないかということで要望しておきたいと思います。
それから,デザイン都市なんですが,これ神戸市の分なんですが,視点と方向性ということで,いいこと書いてあるんです。4つ目に,神戸らしいまちづくりにとって大切なのは,海と山の保全・活用と,それらをまちと緑が点から線,線から面へとどのようにつなぎ,神戸の魅力をさらに引き上げるかであるというふうな大きな視点がありますんで,そういう点でいうと,こういうふうにゾーニングされているのは,私は間違いではないと思うんですが,これは都市計画でも言ったんですが,横浜の整備局のデザイン室は,こういうふうに1キロメッシュでドットでずっと追いかけて,まちがどういうふうな機能を持っているのかということをやはり検証しながら,ゾーニングをしていくというふうなことがありますんで,どうも都市計画,まだ私はソフトづくりに弱いと思いますんで,デザイン室,本当は都市計画にあってもいいのかなと思ってますので,その辺もですね,別に都市計画,全面的にだめだと言ってるんじゃないですよ。これまでハードを中心に,特に震災の後なんかも頑張っていただいたわけなんですが,もっともっとソフト的な感覚を生かした都市計画,都市景観づくりが必要じゃないかということで,これも要望して終わりたいと思います。
以上です。
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