|

 |
 |
| |
07.10.04
平成19年決算特別委員会(危機管理)
超高層マンションの防災・減災対策について
◯分科員(林 英夫) 私の方はですね,持ち時間8分でやれと,ふだんは温和な団長から厳しい指示が出ておりますので,簡明によろしくお願いいたします。
私の方は,前,常任委員会でもお伺いいたしました超高層マンションの防災対応といいますか,先日,この地域防災計画,分厚い本を見せていただきまして,ずっと超高層の文言を探してたんですけども,266ページの東南海・南海地震の災害想定のところの地震の揺れによる被害のところに,わずか,「長周期の地震波により,超高層建物や歩道橋等の被害」というふうに触れられております。これを受けて防災対応マニュアルを見たんですが,ここの中では,超高層というのは一切出てこないということで,以前も申し上げましたが,例えば,400世帯,500世帯が入った超高層ビルが,例えば災害に遭った場合に,1,000人以上の人たちが近隣の避難所に一気に避難するということになります。大混乱しますので,例えばですね,東京の中央区では,超高層マンション,3日間は自給自足できるように,食糧の備蓄倉庫を義務づけたりとか,あるいは仮設のトイレ,あるいは防火水槽,避難施設を義務づけるというふうな指導要綱の改正を進めております。
本市としましても,この防災対応マニュアルを今後検討するに当たって,そういった観点でどういうふうにお考えか。1問だけお伺いしておきます。
◯平井危機管理監・理事 市内のあちこちに,今,マンションが建っているわけでございまして,私ども,ちょっと数字は17年度末で申しわけないんですけども,現在,神戸市内で,地上11階または31メートル以上の,いわゆる普通の高層マンションですけども,940棟。最近は,特に,都心回帰ブームで超高層が建っていまして,超高層マンション,今,神戸市内で14棟,現在建っています。そして,確認申請とか,そういったもの含めますと,あと,知ってるだけで9棟ということですから,これからますます都心回帰も含めてですね,超高層ビルがふえるんじゃないかなというふうに思っています。
以前にも先生からご指摘がありまして,私,たしかそのとき,研究しますという形でやりました。部下に言いまして,とにかく研究しようという形で,あっちこっち調べて,やっと見つけたのが,東京都の中央区の高層マンションの手引書です。恐らく日本でそこしかないと思いますけども。東京都の中央区は,築地,銀座を含めたあの辺のかいわいでございまして,行くたんびに,ウオーターフロント沿いに高層マンションが建っています。中央区の人口の80%が超高層マンションでお住まいだというふうなことを最初にそのパンフレットに書いていますけども,まさに,中央区のマンションでは,来るべき関東大震災ぐらいの地震を想定して,いろんな形で,あらゆる角度からパンフレットをおつくりになっています。すばらしいパンフレットだったと思いますけども,とにかく自己完結型といいますか,いざ起きたときにはエレベーターがとまる危険性がありますよ。上から下まで水運ぶん大変ですよという,いわゆるライフラインがストップしたときに,そのビルの中に住んでいる何千人,何万人という人は,どうしたらいいんかという形で,そういう視点で,かなりの分析をされたパンフレットでございます。
そういうことも,私たちも,今,勉強をやっておりまして,一方,東京もそうなんですけども,私とこの,特に東灘区・灘区あたりはマンションがたくさん建っておりまして,今,これも数字ちょっと調べたんですけども,東灘区はマンションにお住まいの方が,これは超高層じゃないですけど,マンションにお住まいの方は,全体の人口の7割という数字が出ています。そういう意味で,しかも市民の3割以上の方が,阪神・淡路大震災を経験していないということでございまして,マンション内の住民同士のコミュニティとか,あるいは周辺に対するコミュニティ活動が,だんだんと希薄な傾向になりつつあるんじゃないかなということを感じ取っています。
そういう意味で,これは17年度ぐらいからですけども,東灘区では東灘マンションセミナーというものを開催いたしまして,マンションと福祉コミュニティなどのテーマを設けて,マンション住民と地域との連携といったことについても取り組んでいるというふうなとこでございます。
余り例のない,しかも非常に重要な,私はご指摘だというふうに思っていますので,新耐震基準による高層マンション,一般的には非常に耐火性とか耐震性にはすぐれていると言われてますけども,いわゆる東南海・南海地震による大きな揺れになりますと,これ,全く予想しない課題が出てくる可能性があります。
そういう意味で,神戸におきましても,こういった高層マンション特有の課題というものを市民に知っていただくために,広報紙こうべとか,ホームページとか,あるいは出前トークなどの機会をとらえて訴えていきたいと思いますけども,一方で,東京都の中央区のような取り組みで,少なくとも,まずは管理組合といいますか,超高層の中で,自己完結型できっちりとお伝えしてくださいよとか,あるいは地域のコミュニティとどういうふうなおつき合いをしていったらいいんかとか,そういったことは,前はそれの研究といいましたけども,今回は東灘区とか,あるいは防コミとか,私どもも入れて,それはやっぱり非常に大きな問題になる可能性がありますんで,具体的なことで勉強していきたいなというふうに思っております。
◯分科員(林 英夫) ありがとうございます。
研究から勉強に進みましたですけども,中央防災会議の方もかなり大きなテーマにしておりますんで,それこそ東京の中央区を上回るような立派なマニュアルをつくっていただいて,本当に市民の皆さんに啓蒙していただきたいと思います。よろしくお願いしておきます。
以上です。
|
| |
|
 |
 |

|
|