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結婚指輪の今と昔

大昔から存在していた結婚指輪

今でこそ、ジュエリーショップに足を運べば手に入る結婚指輪。では昔の結婚指輪は、どういう形になっているのでしょうか。「指輪」そのものに関しては、大昔から存在していました。結婚指輪に関しては、古代ローマ時代からございます。
「古代ローマ時代に結婚指輪が生まれた」というのは、歴史に記録が残っているから。歴史に残っていないところで結婚指輪が誕生している可能性も、かなり高いとみて良いでしょう。

日本における結婚指輪の歴史

日本において、結婚指輪が広がったのは昭和になってからのこと。もっと突っ込めば、高度経済成長期の頃です。ただ結婚指輪の存在そのものは、明治時代の頃からございます。広がらなかったのは、セレブだけの特権だったから。
江戸時代が終わると、刀や鎧を作っていた職人は路頭に迷います。仕事がなかったら食べていけません。かといって職人以外の仕事で生計を立てるのは、大変難しい事。そこで目を付けたのが、当時は最新トレンドだった「アクセサリー」の製作でした。

第二の就職先として注目

職人は元々高い技術を持っていたため、彼らが作ったアクセサリーは大評判。当時のセレブ達にも好評で、一大ブームとなりました。しかしジュエリーで着飾っていたのは、セレブだけ。一般庶民は指輪にかまけている暇はほとんどなく、毎日の生活で精一杯だったのです。
時代は悪い方向へと進み、やがては戦争へ。戦争に入ると生活どころか、明日食べるものの保証すらできません。当然ですが、結婚指輪という存在は夢幻となったのでした。

結婚指輪が爆発的に広がったのは?

日本に結婚指輪が広がったのは、テレビCMの影響が大きいという指摘もございます。確かに間違いはなく、CMがきっかけで爆発的な広がりを見せたのは事実です。しかし根本的な部分で言えば、生活の安定が大きいでしょう。芸能人の披露宴がテレビ中継された時は、指輪が大々的に取り上げられたものです。
生活にゆとりが出てきたからこそ、庶民の間でも結婚指輪は広がりました。昔の結婚指輪はオーソドックスなデザインが多く見られましたが、今の結婚指輪はバラエティに富んでいます。