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結婚指輪を薬指にはめる理由

魔よけの意味もある

通常結婚指輪というのは、左手の薬指にはめるのが一般的です。
なぜ左手の薬指なのかという理由ですが、魔よけの意味があると言われています。

元々日本には、結婚指輪を交換するという風習は全くなく、夫婦の誓いと言えば三三九度がよく知られているでしょう。
しかし明治維新以降、どんどん外国から物や文化が入ってきて、特に戦後は急速に日本の文化が薄れていき、外国の文化が日本にも根付き始めました。

それに対して外国では、古代エジプト人がすでに結婚指輪を交換するという風習を行っていたのですが、その理由は彼らが左手の薬指から心臓までまっすぐに血管が通っており、この血管を愛の血管と呼んでいたのです。
この愛の血管を守るために左手の薬指に指輪をはめて、魔よけを行っていたと言われていますが、古代ギリシャ人もこのような言い伝えによって、昔から左手の薬指に結婚指輪をはめる習慣があったと言われています。

当時は魔よけというよりも、契約に近いと言われていました。
このような風習がいろいろな国に伝わり、現在の日本にも伝わったのだと言えるでしょう。

必ず左手の薬指にはめる必要はない

日本は習慣やルールなどをしっかりと守る人が多いので、結婚指輪は左手の薬指にはめるというのが当然だと思っている人も多いでしょう。
しかし、必ずしも左手の薬指に結婚指輪をはめなければいけないという決まりはありません。

そのため、結婚していない人であっても、おしゃれで左手の薬指に指輪をする人もいますし、ナンパされるのを避けるために、既婚者のフリをすることを目的に指輪をする人もいるのです。
中には婚約指輪と結婚指輪を重ね付けする人もいるでしょうが、この際にも別々の指に双方の指輪をする人もいます。

基本的にどこの指にするのかは、その人の意志で自由に決めて問題ないのですが、多くの人が左手の薬指に結婚指輪をしているので、流れに身を任せるような感じで行っているのでしょう。
それが現在でも風習として残っているのです。